【北第三支部7月例会】社員と共に目指すブレイクスルー

「自立・参画型組織への転換」

7月の報告者は、パッケージデザインやプロ野球の広告など、様々なデザインやブランディングを手掛ける株式会社グライドの小久保さんです。
小久保さんは、地方銀行に勤務した後、デザイン会社に就職しその後独立されます。独立後は、多くの課題、特に人の問題を抱えて同友会に入会し、様々な学びを得て社内環境を大きく改善してきました。
そんな中、コロナ禍が直撃し、イベント中止などの影響で売り上げが激減します。しかし、社員とのミーティングを通じて、社員から建設的・積極的な意見が出てくるようになってきました。
さらにビジョン実現のため社員参画型の組織への転換を模索中の小久保さん。
社員が自分事として会社経営に参画してもらうための工夫や、成長を促すための様々な工夫に加え、
時短勤務を実現するための仕組作りや、これらの改革に伴う新たな課題、およびその対処法について、大いに語って頂きます。

感想

今回は株式会社グライドの代表取締役小久保あきと様に報告して頂きました。
小久保様はデザイン会社を経営されていて、個人事業として独立開業後、法人化され、どのようにすれば社員と気持ちを共有化でき、同じ方向を向けるのか、悩まれた経験をお話し下さいました。

社内コミュニケーションを密にするため、委員会制度やお散歩ミーティングを採用したり、毎日のハードワークに対応して、有給利用の促進、定時退社日の設定等、様々な工夫をされています。
社員数が多いほど、経営者は、売上の事だけではなく、社内環境についても気をつかわなくてはならず、やりがいのある反面、大変な面もあると感じました。
他に印象に残ったのが、チャットワークを利用した情報の共有化、フリースペースに大きなデスクをおくことによる社員間のコミュニケーションの促進でした。
社員が同じ方向を向くのに効果的だというお話でした。
これだけ社員のために創意工夫を凝らしても、辞める人は出るので、無念さを感じておられるようでした。ただ、こうした努力の継続が、居心地の良い企業風土をつくり、やがて、社長と社員、あるいは社員間の気持ちを一つにし、ブレークスルーという目標を達成していくに違いないと確信しております。
大変良い勉強の機会を頂きました。
小久保社長、ありがとうございました。(株式会社神戸シティ鑑定舎 小笠原高宏)

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