活動報告

北第一支部・第二支部・新大阪支部 合同1月例会報告(新大阪支部)

2023年2月11日

新大阪支部

北第一支部、北第二支部、新大阪支部 三支部合同例会に参加して

 

令和5年1月26日、今年最初の例会は、北第一支部、北第二支部、新大阪支部の三支部合同例会でした。ゲストや他支部の会員さんも含めたくさんの方が参加され、新年にふさわしい大変賑やかな例会となりました。
報告者は、新大阪支部のカワモト・マニュファクチュアリング株式会社の中野さんでした。  

 

 

 

 

 

 

 中野さんは、カリスマ先代社長から事業を承継されています。中野さん曰く、事業承継は「緊急」「やむなく」の事だそうで、必然的に(?)社員の反発を受けながらも、下請町工場ならではの職場環境を改善していきます。指針セミナーを受講し、学び合う職場づくりに取り組むことで、カリスマ的経営から社員が自分たちで考え主体性をもつ組織的経営へ変革しました。

「家族に誇れる職場づくり」という経営理念の下、顧客第二主義経営を宣言し、「人を活かす経営」を実践されています。「中小企業の経営者で一番大事なことは、社員の成長を“待つ”こと」「10年スパンの教育が必要」と仰り、社員との意見の相違、社員の反骨精神には多少の苛立ちを感じながらも内心は、その成長が嬉しくて仕方ないそうです。

私たち経営者はつい目先の事象や成果に囚われがちですが、長期的な目線と近視眼的な視点を持つことの大切さ、自身の覚悟を改めて考えることができました。

中野さんは、昨年11月に、全くの異業種である飲食店事業を新規開業しており、グループ討論のテーマは「老舗の町工場は『なぜ』ベビーカステラ店を新規開業したのか!?」でした。中野さんの報告をヒントに思考を巡らせ意見を出し合うことで、もし自分が新規事業を立ち上げるとしたら?という深い視点で考えることができ、学びの多い討論でした。

同友会には「よい会社・よい経営者・よい環境をつくろう」という理念があります。一見、壮大な理想論のようですが、確実に実践している仲間がたくさんいることを例会やグループ討論を通して感じることができ、とても心強いです。今回も大変勉強になる例会でした。

なにわ橋司法書士法人 永井涼子

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