活動報告

新大阪支部8月例会報告

2022年9月1日

新大阪支部

新大阪支部2022年8月例会に参加して

新大阪支部では、「社員とともに『強靱な企業づくり』に挑む《学び多き例会》」を目指しています。

今月の例会のテーマは「中小企業憲章」でした。「中小企業憲章と自社経営を結合するために」というテーマでお話しされたのは、北ブロックの憲章委員でもある、(株)SARABiO温泉微生物研究所大阪本部の野越成一郎さんです。
同友会の会員でも「名前は聞いたことはあるけど中身をしっかり見たことない・・・」という人が多い中小企業憲章について、実際の中小企業憲章を手に取りながら一から学べた研究例会でした。

まず、同友会のスタートから、2010年の「中小企業憲章の閣議決定」、2019年の「中小企業の日の制定」へ至る歴史の説明があり、中小企業憲章がうたう「自立する中小企業」とは何かを考えました。
例会前は「憲章」と聞くとぼんやりと「中小企業がどうあるべきかを政府が示したものだな」というイメージがあった中で、「自立って何だろう」と思っていました。
この例会を通して、中小企業というのは、大企業の下請け・孫請けという構造に組み込まれ、業界の上からの圧力や不公平な取引を強いられて経営者が思うような活躍がしにくい、「自立できない」立場になりがちだけども、業界内部だけでなく地域社会と積極的につながることで、独自の発想やアイデアを発揮できる、地元の地域にも貢献ができるようになる、というのが中小企業憲章の目指す「自立」ではないかと考えることができました。(おそらく大きく間違ってないはず・・・)

そうすると、中小企業憲章も「政府から中小企業に対する『大企業に負けずに地域でがんばれ!』という応援の宣言書」なんだと思えてきます。今回も大変勉強になる例会でした。

新大阪支部 冨田司法書士・行政書士事務所 冨田 泰彰

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